弦月庵について
弦月庵のはじまり
冠婚葬祭の場で提供されてきた仕出し料理。
古くからの伝統を受け継ぎ供されてきましたが、それだけにマンネリ化しがちです。
-どこの業者に頼んでも同じ-
-いつも似たような料理ばかり-
厳しいお客様からはそういった声が聞かれることもありました。
さらに、お客様のご要望は多様化し、その変化のスピードも増してきております。
ともすると、他業者間との値下げ競争に陥りがちですが、いたずらに低価格を求めると、そのしわ寄せはどこかに現れてくるものです。
このような悪循環はお客様にとっても、仕出し業界全体にとっても好ましくない結果を招くことになるでしょう。
-正しい価値を正しい価格で感動を呼ぶサービスを提供したい-
-35年に及ぶ金魂グループの歴史で鍛えられてきた経験や技術をもとに、
さらなる高みを目指し、新たな価値をお客様にお届けすることができるのではないか-
-お客様が本当に求める価値を求める場所にお届けする-
従来の枠にとらわれない価値を明確にするため、新たなブランドを構築すべきと考え、プロジェクトは始まったのです。
新ブランドの名称を決めることも重要な作業です。
-仙台らしさ-
-30余年に渡り鍛えられた職人の心意気-
-伊達の食文化を継承-
これらをキーワードに、伊達家十八代当主 伊達 泰宗 氏 に命名をお願いいたしました。
「弦月庵」とは
「弦月」とは、輝いて見える月の半円部分を弓とそれに張った弦になぞらえたもので、
弓張月(ゆみはりづき)、弓張(ゆみはり)とも呼ばれており、
「弦」にあたる欠け際が上を向く場合を上弦の月、下を向く場合を下弦の月と呼びます。
独眼竜と呼ばれた伊達政宗公。異名通りの隻眼と三日月の前立はあまりにも有名です。
この前立をこれから満ちていく上弦の月と捉えると、天下を狙う政宗公の志を表したのかも知れません。
この兜とともに5枚の鉄板で仕上げた胴を用いた政宗公の具足は「黒漆五枚胴具足」と呼ばれ、
仙台藩伊達家の歴代当主や家臣にも受け継がれたそうです。
弦月庵名称使用許可番号6048