通電開始
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お読みいただきありがとうございます。
味の金魂 スタッフブログ担当の浅野と申します。
257品目です。
「今から電気流すよ。苦しくても動かないでね」
次の瞬間、心臓に鈍い痛みが。
時々感じていたあばら骨の奥のほうの痛みと同じです。
私:「焼いたところはどうなるの?」
医:「かさぷたみたいになるよ。まだ動かないでね」
私:「かさぷたはどうなるの?」
医:「『かさぷた』は例えで言っただけ。心配ないよ。
あと何回か電気流すから頑張ってね。動かないでね」
それから、3回通電したでしょうか。
心電図モニターから不整脈は消えたようですが、
医:「じゃぁ、本当に直ったか確認のために不整脈を起こす薬を使
うよ。目がチカチカ苦しいけど頑張ってね。動かないでね」
薬は太ももの動脈から入れたようで、そこから一気に全身に広がり
ます。薬の通り道が苦しいと悲鳴をあげているような感触で、咳が
出始め、それが脳に達したとき、目がチカチカ。耳は聞こえず、意
識が遠くなりました。ああ、死ぬんだ…
そんな苦しい状態は30秒ほどで解消され、
医:「OK。お疲れ。止血はするけど今夜は絶対安静だよ」
私:「じゃぁ、ち○この管は取れない?」
医:「絶対安静だからね」